カシノキラン

ラン科 カシノキラン属

常緑広葉樹林内の樹幹に着生する多年草。葉は2列に互生し、倒被針形、革質で厚く光沢があり、基部は鞘となって茎を抱く。花は4〜10個が総状花序に付く。
花は淡黄色で平開し、唇弁の内側に暗紅紫褐色の班紋がある。花期は7〜8月。千葉県以南〜沖縄県に分布する。
和名は、ブナ科のカシ類に多く着生することによる。

〜徒然想〜

道無き道を歩きたどり着いた場所は、朝降った雨でしっとりと濡れています。蒸し暑く、まるで南国の森のようです。
カシノキランは3メートルほどの高みに複数個付いていました。ちょうどいい状態のようです。
望遠レンズのファインダー越しに見る花は、何かの動物の赤子のようです。垂れた耳を持っているようで、何ともかわいい。

でも、撮影を始めると、なんだか変です。もやがかかるように霞んできます。そうです、レンズが曇ってしまうのです。拭いても拭いても、すぐに曇ってしまいます。
せっかく綺麗な花なのに、悲しくなってしまいます。やむを得ず、予備の高望遠カメラで撮影します。

−同じ科の植物−
2013.8.24 高知県
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