カギガタアオイ

ウマノスズクサ科 カンアオイ属

山地の林下などに生える多年草。葉は卵形〜卵状楕円形で、葉の表面は脈が窪まず、短毛がまばらにある。
花は黄褐色又は淡紫色。萼筒は広鐘形で上部はわずかにくびれる。萼裂片は濃紫褐色で開き、縁のうねりは少ない。花柱の先は鉤形になる。花期は9〜11月。静岡県、山梨県に分布する。

〜徒然想〜

花柱の先がかぎ状に強く半曲するので、この名があります。幸運にも虫食いのため花の中が見え、花柱が曲がっていることを確認できました。
また、本来のこの花の花期は9〜10月です。4月にこの花が見られたことも幸運だったのかもしれません。確かにいくつか葉の固まりが見られたものの、花が付いているのは2株のみでした。
そして、カンアオイの仲間と言えば、一般に林の中の暗めの場所に生えていますが、本種は明るい乾いた山の斜面に生えていました。

−同じ科の植物−
2014.4.13 山梨県(画像にポインターをおいてください)
 2014.4.13 山梨県    2014.4.13 山梨県(画像にポインターをおいてください)