ホクリクムヨウラン

ラン科 ムヨウラン属

常緑広葉樹林下などに生える腐生ランで、高さは20〜40センチ。
花は4〜8個ややかたまって付け、筒状でほとんど開かない。まれに斜開する。花は淡赤紫色〜暗紫褐色で、唇弁内側の黄色の毛が目立つ。花期は5〜7月。宮城県〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ムヨウランとの識別が難しいとされています。ホクリクムヨウランは、萼片や花柄子房には小突起があるとか、花柄子房にはネジレがあるとかがポイントになるようですが、どうも判然としません。
画像を見ると、確かに小突起が確認できるのですが、個人的にはもう少し精査する必要があると考えています。

今回は、ホクリクムヨウランであると同定されている産地で撮影しました。
黒ずんだ枯葉が敷きつめられた暗い林には、時おりこの植物を見出すことができました。図鑑等には花はほとんど開かないとされていますが、半開しているものもいくつか見ることができました。

−同じ科の植物−
2015.6.19 宮城県
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