ヒナヒゴタイ |
キク科 トウヒレン属 |
明るい草原などに生える2年草で、高さは50〜150センチ。茎は直立し、上部でよく分枝する。葉は対生し、長楕円形〜楕円形で、羽状深裂〜中裂する。両面に密に短毛や腺点があり、基部は茎に沿下する。 頭花は密な散房状に付き、紅紫色で直径1〜1.5センチ。総苞は筒形でクモ毛があり、総苞片には紅紫色の付属体がある。花期は10〜11月。九州に分布する。 〜徒然想〜 名前も姿もヒメヒゴタイによく似ています。ヒメヒゴタイは北海道から九州に分布するものの、本種は九州のみに分布します。 総苞は、ヒメヒゴタイは広鐘形なのに対し、本種は筒形です。そのため、本種の方が花は細身です。 総苞の付属体は、ヒメヒゴタイは花びら状に開出するのに対し、本種は開出せず総苞に貼り付いています。 いずれも美しい花を持つので、長らく比較したかった両者です。念願が叶いました。 惜しむらくは、雨模様でピンクの色合いが今一でした。 平戸島はロケーションが抜群なので、天気が良ければ草原に座り込んですばらしい花を楽しめたでしょう。 再訪の楽しみが残りました。 −同じ科の植物− |
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2017.10.28 長崎県 |
ヒメヒゴタイ 2013.8.29 山梨県 |
ヒナヒゴタイ 2017.10.28 長崎県 |
2017.10.28 長崎県 | 2017.10.28 長崎県 |
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