ハクウンラン

ラン科 ハクウンラン属

山地の林下などに生える多年草で、高さは5〜13センチ。葉は根元に数枚互生して付き、卵円形で小さい。
花は花茎の先に数個付き。唇弁は白色で基部は細く、先は開いて四角状となる。花期は7〜8月。本州、九州に分布する。

〜徒然想〜

木曽谷でヤクシマヒメアリドオシランを撮影し、転じてハクウンランを探しに山梨県に向かいます。
人気のない樹林は、今にも熊でも出てきそうに静まり返っています。何度も通った地域なのですが、一歩奥に入るとこんなに静かな場所があったのかと、驚きでもありました。
ハクウンランは、樹林下にポツリポツリではありましたが、比較的多く見られました。前日に見たヤクシマヒメアリドオシランに、非常によく似ています。画像を並べてみても違いはよく分かりません。よくある2枚の絵の間違い探し問題のようです。
違いは、唇弁の先でした。ハクウンランの縁は四角、ヤクシマのそれは三角状です。(下の画像参照)
この場所のハクウンランは、花茎が緑色のものと、茶色のものが見られました。

−同じ科の植物−
2013.8.11 山梨県
   2013.8.11 山梨県  
 ヤクシマヒメアリドオシラン 2013.8.10 長野県    ハクウンラン 2013.8.11 山梨県
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