ハコネオトギリ

オトギリソウ科 オトギリソウ属

2009.7.20 富士山麓 2009.7.20 富士山麓 

別名コオトギリ。日当たりのいい岩場などに生える多年草で、高さは10〜30センチ。茎は叢生し、多数の枝を出す。葉は線状倒披針形〜広披針形で、明点があり、さらに少数の黒点がまじることがある。縁に黒点があり、さらに明点がまじることが多い。
花は枝の先に集散状に付き、黄色で直径1.5〜1.8センチ、少数の黒点と黒線がある。花期は7〜8月。東京都、神奈川県、山梨県、静岡県に分布する。

〜徒然想〜

オトギリソウの仲間の同定には葉の黒点や明点の確認が必須です。しかしながら、黒点は比較的撮影することができるものの、明点については撮影しても画像では見えないことが多く、がっかりすることがたびたびです。
光を透かして撮るなど、工夫が必要です。

このハコネオトギリは、富士の駐車場脇に、アカバナと並んで咲いていました。先行者に遅れまいと急ぎ撮った割には明点が写し込めて、ほっとしています。

フジオトギリとの違いに迷いましたが、背丈が比較的低く、葉に明点のみがあったのでハコネオトギリとしました。花の縁に少数の黒点がみられます。

その後、本種、ナガサキオトギリ、フジオトギリなどを調べていくうちに混乱が生じ、これらは整理し、それぞれ明確な画像の必要性を感じています。近年のカメラはマクロ的な撮影が可能なものがありますので、撮り直しです。

−同じ科の植物−

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2010.7.24 富士山麓
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