ハグロシハイスミレ

スミレ科 ミヤマスミレ類

シハイスミレの葉の表面が黒紫色〜暗紫紅色に色付いたものをいう。花期は4月。近畿地方を中心に岐阜県〜岡山県に分布する。

〜徒然想〜

すみれ類の中でも突出した美しい花を持つものの一つと言えます。黒紫色に色付いた葉とのコントラストで、花の色が何とも鮮やかです。しかも、気品があります。

今年(2011年)は雪が多く、だいぶ開花が遅れています。危ぶまれた開花ですが、何とか地元の方の願いと探索でみつけることができました。感謝申し上げます。

もちろん、この地にはシハイスミレもよく見られました。花の色はハグロと同様で鮮やかです。葉裏はわずかに紫色を帯びたものからハグロと同様に黒紫色のものまでありました。
何かの拍子に葉の表も黒紫色のハグロシハイスミレと呼ばれるものが生まれていくのでしょう。ネットでその理由を調べましたが、参考になる情報は見当たりませんでした。

葉脈に沿って斑が入るものをフイリハグロシハイスミレといいます。こちらも美しい画像が届けられています(花の庵「はなのいおり」)。

−同じ科の植物−
2011.4.16 京都府
 2011.4.16 京都府    2011.4.16 京都府
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