ウリノキ

ウリノキ科 ウリノキ属

    
 2012.5.27 東京都高尾山

山地林内に生える落葉低木で、高さは3メートルほどになる。葉は互生し、葉身は長さ幅とも7〜20センチ、浅く3〜5裂し、裂片の先は尖る。質は薄く、表裏に軟毛が生える。
葉腋から集散花序を出し、白い花を数個吊り下げる。花弁は6〜8枚で線形、長さ外側に強く巻く。雄しべは6〜8枚で長さ3センチほど、葯は黄色で細長い。果実は核果で、楕円形、藍色に熟す。花期は6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

6月のこの時期に高尾山に行くことは少ないです。見たい花が少ないですし、そろそろ高原の花が恋しくなる時期です。
それでもムヨウランがこの時期の高尾山で見られることを知り、探しに出かけることにしました。高原散歩の合間です。
下調べした甲斐があって無事ムヨウランをみつけることができましたが、そのとき見つけた植物がウリノキでした。面白い形の花なので、いつかは見たかった花です。でも、まだ蕾でした。
2年後にわざわざこの花を撮りに出かけたものの、うまく撮影できませんでした。花は高みにあり葉の下にぶら下がっているので、下から撮影すると明るい背景が邪魔になったり、葉の陰になったりです。撮り直しです。

この花は、何度見ても滑稽で面白いです。ついついカメラを向けてしまいます。似た花にアクシバがあり、いつかは見てみたいです。

-同じ科の植物-

 2012.6.26 東京都高尾山    2012.6.26 東京都高尾山
2017.7.12 岐阜県 2017.7.12 岐阜県
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