オオコガネネコノメソウ

ユキノシタ科 ネコノメソウ属

山地の湿った地、沢沿いなどに生える多年草で、高さは5〜15センチ。全体に毛が多い。葉は楕円形〜卵円形で大きく、縁には9〜17個の鋸歯がある。
花はコガネネコノメソウと同様で、花弁はなく、鮮黄色の萼片がある。雄蕊は8個で直立し、萼裂片よりも短い。葯は鮮黄色。花期は4〜5月。本州関東以西、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

全体が大きく、茎にびっしりと白毛が生えるものはオオコガネネコノメソウと呼ばれています。外観上は明らかにコガネネコノメソウと区別できますが、両者を区別しないとする学者もいるようです。
毛の有無や多少で別物扱いにすることはよくあることですが(私自身はあまり賛同しません。)、気になるのは区別したりしなかったりすることです。学者先生の考えていることは、良く分かりません。

疑問が一つ。ある場所のオオコガネネコノメソウは、花床でしょうか、雄しべの基部が赤く染まっている花が見られました。黄色い葯が浮いているようで綺麗だったのですが、これは何なのだろうか。未だに不明です。

−同じ科の植物−
2014.4.26 群馬県
2014.4.27 群馬県 2014.4.27 群馬県(画像にポインターをおいてください)
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