オオバノトンボソウ

ラン科 ツレサギソウ属

山地や丘陵地の林下などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。葉は互生し、下部の2〜3個が大きく、長楕円形〜狭長楕円形で基部は茎を抱き、上のものほど小さくなる。
花は10〜25花がややまばらに穂状に付き、淡黄緑色で、背萼片と側花弁はかぶと状に重なる。距は長さ1.2〜1.5センチ、唇弁は6〜8ミリで後ろに反り返る。花期は6〜7月。東北南部〜九州に分布する。

〜徒然想〜

そろそろ花観察も終わり、帰りの時間が迫っています。カメラを仕舞いかけた頃、先行していた花仲間が戻ってきました。“オオバノトンボソウがありましたよ!” 未見の花の名にすぐに反応、急ぎ道を駈け登ります。

道端にはオオヤマサギソウに似た大型のツレサギソウがありました。茎はがっしりしているものの、いずれも斜めに倒れています。風が通る地だからでしょうか。やや終わりかけで、黒くなってしまった花も見られます。

初見の花に興奮するも、帰りの時間がさらに迫っています。慌ただしい撮影になってしまいました。

−同じ科の植物−
2012.7.1 東京都
2012.7.1 東京都 2012.7.1 東京都
 2012.7.1 東京都   2012.7.1 東京都