イワギリソウ

イワタバコ科 イワギリソウ属

渓谷や湿った岩壁などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。葉は卵形〜卵状円形で歯牙がある。茎や花茎には白色の軟毛が多い。
花は葉腋から花茎を伸ばし、散形状の集散花序に多くの花を付ける。花冠は紅紫色で、唇形、長さ2センチほど。上唇は2裂し、下唇は3裂する。花期は5〜6月。近畿地方以西〜九州に稀に産する。

〜徒然想〜

水気を好む植物ですが、あいにくこの地に雨がなく、時折見られる花はすっかり萎れていました。
それでも探し回り、ようやく水の滴る場所で元気な花をみつけてくれました。

葉や花の形が桐に似ていて、岩上に生えるのでこの名があります。
うつくしいが故に盗掘があり、数を減らしています。数年前は目の高さにこの花が見られたのに、と、案内人は嘆きます。今は高みの岸壁にしか見られません。
(画像は目の前で撮影できた唯一のものです。)

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2012.6.2 島根県
2012.6.2 島根県 2012.6.2 島根県
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