エゾトウウチソウ |
バラ科 ワレモコウ属 |
山地の湿った岩場や渓谷などに生える多年草で、高さ40〜100センチ。葉は奇数羽状複葉で、根際の葉には長い柄がある。小葉は9〜13枚、長楕円形〜卵状長楕円形、縁には粗い鋸歯)がある。 茎上部に5〜20センチほど花穂をつくり、多数の花を付ける。花は下から咲き上がる。花は紅紫色で直径6ミリほど、花弁はなく、雄しべが長く突き出す。花期は7〜9月。日高山脈に分布する。 〜徒然想〜 北海道日高山脈の固有種で、絶滅危惧IA類(CR)に登録されています。 この貴重な花が見られるかもしれないと、咲いているか不安の中、奥へ奥へと道を進めます。花期には少し早いのです。 案の定、最初の目的地ではまだ花茎が伸びておらず、硬いつぼみです。 あきらめきれず、願いをこめて更に奥に向かいます。願いを叶えてくれたのでしょうか〜エゾトウウチソウは渓谷の壁から赤い穂を垂れていました。思わず同行者と笑みを交わします。 咲き始めたばかりなのでしょう。つぼみも多く見られます。まだ穂を垂れるほど花を咲かせていないものも見られます。花はみずみずしく、桃紅色がほんとうにきれいです。 −同じ科の植物− |
|
2012.7.28 北海道 |
2012.7.28 北海道 | 2012.7.28 北海道 |