アオフタバラン |
ラン科 フタバラン属 |
山地の林床などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。葉は地上近くに付き、対生し、三角状卵形で、不鮮明な白斑がある。茎には開出した腺毛と、まばらに鱗片葉がある。 花は緑色で、側花弁は線形で長さ2ミリほど。唇弁は2深裂し長さ6ミリほどで、裂片の先は円い。花期は8月。青森県〜屋久島まで広く分布する。 〜徒然想〜 フタバランの仲間は、花は目立たないので葉を目安に探します。 特に本種は、花が緑色で他の植物に紛れてしまいます。一方で、葉は比較的大きく、白い斑が入るので、葉を目安にすれば探し易い植物と思います。 森は高い木に覆われ、夏の最中にもかかわらず涼しい風が吹き抜けます。落ちた杉の枝を踏みしめながら、ゆっくり散策します。 アオフタバランは比較的容易にみつかりました。歩を進めるに従い、そこかしこに見られ、場所によっては踏まないように気遣うほどです。 行き交う人も少なく、静かな花撮影です。 −同じ科の植物− |
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2011.8.14 栃木県 |
2011.8.14 栃木県 | 2011.8.14 栃木県 |