アマミスミレ |
スミレ科 ミヤマスミレ類 |
2015.5.8 鹿児島県 | 2015.5.8 鹿児島県 |
山地の沢沿いの湿った岩上などに生える多年草で、高さは3〜5センチ。葉は楕円状卵形〜卵形で、鋸歯は2〜4個、表面は緑色で葉脈が盛り上がる。 花は直径1センチほどで、花冠は白色、唇弁は小さく、紅紫色の筋がある。側花弁は無毛。萼片に毛がある。花期は5月。奄美大島、沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 ずっと逢いたかったスミレです。 沖縄本島の奥まった渓流で群生を見かけましたが、ここでは花を咲かせないという。日当たりが今一なのが理由だそうです。 縁あって、奄美大島に出かけてきました。怖いほどの林道を走り、川を遡上し、やっとたどり着いた自生地は、ヒメハブの生息地でもありました。7度の沖縄訪問で一度も出会わなかったヒメハブと、1日で4度も出会ってしまったのです。1度は、1メートル足らずの脇を通り過ぎたのに気付かなかったのです。後でぞっとする想いでした。 そんな環境にこの花があります。直径1センチほどの小さな小さなスミレです。唇弁が細く小さく、男の私が言うのは気恥ずかしいほどの”可愛い花”です。 ヒメハブとアマミスミレ、全く似合わないのですが、ヒメハブは可愛いアマミスミレを、神秘的で一層引き立てる役割を果たしている想いがします。 −同じ科の植物− |
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2015.5.8 鹿児島県 | ||
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