丘陵〜山地帯の日当たりのよい林縁などに生える落葉低木で、高さは2〜3メートル。よく分枝する。葉は互生し、倒卵状長楕円形〜倒披針形。葉の表面は灰緑色で銀色の鱗状毛に覆われ、裏面は銀色の光沢のある鱗状毛に覆われ、褐色〜淡褐色の鱗状毛が疎らにある。
花は4〜5月に咲き、花弁はなく、萼筒の長さは5〜7ミリで、先端は4裂する。花ははじめ白色で、のちに淡い橙色。果実は偽果で、直径6〜8ミリの球形又は楕円状球形で、赤褐色に熟し食べられるが渋みが強い。果期は9〜11月。北海道南西部、本州、四国、九州に分布する。
〜徒然想〜
悪路を20分ほど走ると、終点の駐車スペースは10台ほどの車で、満杯状態でした。見れば、その殆どが地元の車で、山菜採りが目的のようでした。
東京ナンバーの車がどうしてこの道を知っていたと問われましたが、地元の方は親切です。車を寄せてもらって、何とか停めることができました。
登山に入ってもこちらの方は親切です。道すがら、この山の季節による花の状況、周辺の状況などを丁寧に教えてくれます。こうなると、後は郷に従えで、案内にお任せします。
アキグミは、明るい登山道脇でよくみられました。黄色い実が成るアキグミも教えてもらいました。
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