アカイシコウゾリナ

キク科 コウゾリナ属

山地の河原沿いや林縁などに生える2年草で、高さは50〜150センチ。コウゾリナの変種で、葉は線状披針形で幅1センチ以下。
総苞の長さがやや短く、剛毛が少ない。花期は7〜10月。南アルプスに分布する。
コウゾリナと区別できないとしている文献もある。

〜徒然想〜

北岳の登山口付近で撮影して、ずっとアカイシコウゾリナではないかと疑っていたものは、やはり違っていたようです。
コウゾリナは総苞が黒くなり、剛毛が生えるのに対し、アカイシコウゾリナは総苞片が黒くならず、毛が少ないことが特徴とされています。
今、目の前にあるものは、北岳のものと背丈や花の大きさは同じほどですが、全体的にやや細身の感触です。

東京からは遠いこの地ですが、ようやくアカイシコウゾリナの疑いが取れて、すっきりした想いです。あれから5年が経過しています。

−同じ科の植物−
2010.8.21 長野県
2010.8.21 長野県 2010.8.21 長野県
 
2017.9.9 長野県
葉は細い
 
  2012.9.14 長野県伊那
総苞の剛毛は少なめ