アデク

フトモモ科 フトモモ属

日当たりのいい乾燥した場所に生える常緑小高木で、高さはふつう3〜4メートル。大きいものは15メートルほどになる。葉は対生し、楕円形〜長楕円形、全縁で革質。
枝先の散形花序に直径3ミリほどの白い花を付ける。雄しべは多数で長さ4ミリほど。花期は5〜7月。果実は球形で黒紫色に熟す。九州南部、沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

この花は観光地で見られました。初めての屋久島だったので、少しは観光もということで、寄ってみました。超巨大な一枚岩の奥に、白い糸を引く滝が落ち、大きな青い空が覆う景勝地でする。

でも、そんな景勝地でも、ひとしきりすると花探索を始めてしまいます。
多くは有りませんでしたが、気づいたのはヤクシマミヤマスミレ(花後)と本種です。雄しべが目立ち、多くはその雄しべも落ち、青い実になっていました。
当然ながら、撮影していても声をかける観光客はいませんでした。

−同じ科の植物−
2016.7.5 鹿児島県
2016.7.5 鹿児島県 2016.7.5 鹿児島県
 2016.7.5 鹿児島県   2016.7.5 鹿児島県