アダン

 タコノキ科　タコノキ属
 
2015.12.20　沖縄県   2015.12.20　沖縄県


沿海地に生える常緑小高木で、高さは２〜６メートル。葉は線状披針形で、質は厚くて硬く、断面は三角形、先は尾状に伸び、縁には鋸歯状の短い刺がある。
雌雄異株で、雄花序は棒状で長さ２０〜２５センチ、数枚の黄白色の葉状の総苞に包まれ、５〜７個付く。雌花序は太い軸の先に普通１個付き、頭状〜楕円状の肉穂花序となる。果実は核果が多数集まった集合果で、長さ１５〜２０センチの広楕円形〜球形。花期は６〜９月。九州トカラ列島以南〜沖縄県に分布する。


〜徒然想〜

沖縄や南の島に行くと当たり前のように見られます。棘のある長い葉で、茂みに入るのをしばしば阻みます。花などは撮る気も起らず、ただ邪魔にするだけです。
ふと、実がなっていることに気付きます。青く食べるなどとは思いもしませんが、食べられるようです。ヤシガニが好物としていると聞きます。
実を撮ったら、次は花です。今までとは見る目が違ってくるでしょう。

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